展覧会

武者を描く
阪野 智啓 日本画展

2020年9月11日(金) 矢印 9月27日(日)

11:00 – 18:00 [月・火休廊]

作家在廊日:11日(金)12日(土)13日(日) 19日(土)20日(日) 27日(日)

 

フロイスの『日本史』で「計略と策謀の達人」と評され、織田信長家中でも異例の出世を果たした明智光秀ですが、本能寺の変による悪名から後世では逆賊の汚名に甘んじ、その人物評はいまだ定まっていません。また明智一族とされる濃姫(帰蝶)は織田信長の正室ですが、記録が極めて少なく名前すら定かではありません。しかし後世の物語の中で、帰蝶は事実以上に饒舌に語られることになります。今回の展示では《歴史の中で継がれてきたもの、あるいは継がれなかったもの》をテーマに制作しました。ご高覧いただけましたら幸いです。

阪野 智啓

略歴
1975 愛知県生まれ
2000 愛知県立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業
2002 愛知県立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
修了模写「平治物語絵巻復元模写」優秀作品賞
名古屋城本丸御殿障壁画復元模写事業~2016
2003 再興第88回院展初入選(以後12回入選)
2004 第59回春の院展初入選(以後11回入選)
2017 第102回再興院展 奨励賞、天心記念茨城賞
「北斎大だるま絵」復元プロジェクト(代表)
現在 愛知県立芸術大学 准教授
愛知県立芸術大学文化財保存修復研究所 所員
日本美術院 院友
東京大学史料編纂所 共同研究員

武者を描く 阪野 智啓 日本画展